【展覧会MEMO】デビュー50周年 諸星大二郎 異界への扉展
ここふた月ほど、仕事で目が回るほど忙しかったけれど、なんとか合間をぬってたどりついた展示がとてもすばらしかった。
普段はあまり行くことのない漫画の展示で、「デビュー50周年 諸星大二郎 異界への扉」。
諸星大二郎は、大学生の頃、先生とかまわりの人たちの影響で手に取って、はじめは「一体なんだこれは!?」と首を傾げながらページをめくっていたけれど、気がつけばすっかりはまっていた。
昨年には「浦沢直樹の漫勉neo」に出演されてたのも記憶に新しく、ご本人の人となりや制作風景を見て、ますます興味が湧いていた。
会場は漫画の原画と作品に関連する資料で構成されていた。
原画は思わず笑ってしまうほど、それはもう名シーンだらけで片時も目を離せない。資料は、美術館や資料館に所蔵されている土器や仮面、絵巻やシャルル・フレジェの写真なんかもあってさらに楽しませてくれた。キャラクター投票もばっちり済ませて会場を後にする。
図録も素晴らしくて、秋の夜長に楽しもうとわくわくしている。